キンモクセイの花 |
キンモクセイの香りの主成分は、Wikipediaによると、
β-イオノン
リナロール
γ-デカラクトン
リナロールオキシド
cis-3-ヘキセノール
など。このうち、γ-デカラクトンなどはモンシロチョウなどへの忌避作用があることが判明している
とあります。
天然のこれらの成分は、合成香料アレルギーの私が近くで嗅いでも咳が出たりせず、良い香りと感じます。
また、昔ながらの芳香剤、コンビニ等の男子トイレで目の前にドーンと置いてある液体の物でも、強い匂いですが良い香りと感じて咳が出たりする事は有りません。
一方、柔軟剤の香り、近所の洗濯物から我が家に流れてくる独特の臭いは、喉が痒くなり咳が出たり、強いと頭痛やひどいだるさ、胸の痛み等になります。また、一番敏感なのは視神経のようで、複視と言って上下にダブって見える症状で、これは直るのに時間が掛かります。眼科の色々なテストや診察では症状は確認できるが、原因は見つからず神経内科やアレルギー科に行くように言われました。
我が家の前の道路や庭は吹き溜まりになっていて、強風が吹くと近所から色々なゴミや枯葉ヶが飛んできて良く溜まります。臭いも同様に臭いだまりというか、包み込む様な感じで我が家が包み込まれてしまい、長時間臭い成分が漂い濃縮されて放射線のホットスポットの様になります。
天然の香り、昔ながらの芳香剤と最近の柔軟剤や洗剤の香り成分はどこが違うのでしょうか?
この臭い成分を分析できないかと専門業者に相談しましたが、成分分析はベテランが行う必要が有るのと機械も高価で数百万からもう一桁上位の費用か掛かり個人では夢の様な話でした。最近のコマーシャルでは50種類の香り成分を使ったとか言っていますので、これを確実に分析するのは素人でも大変な事は分かります。ガスの種類が分かっていて1種類だけの測定なら私のポケットマネーで何とかなりそうですが。
また、色々調べたら柔軟剤から発生する香り成分は洗濯物を干してから時間と共に成分や強さが変化したり、空気中で酸化されてより毒性の強い物質に変化する事が実験でも確かめられていました。
①香り付き柔軟剤を使用した洗濯物から発生する香り成分の時間変化
「市販洗濯用仕上げ剤の香りの質の変化と持続性」
実践女子大学 生活環境学科 アパレル管理研究室
<結果の抜粋>
洗濯後4時間で香りがピークに達する物が有る・・・我が家に押し寄せる外に干した洗濯物の柔軟剤臭が10時半から昼頃にピークになるのと一致している。
→リンク(データをダウンロードして表示するか、保存して見ることになる)
②香り付き柔軟剤から発生する成分の酸化による変化
「室内環境における有機化合物のオゾン酸化反応と粒子生成」→リンク
東京大学大学院 環境プロセス工学分野研究室 石塚氏
<結論の一部>
αピネンとリモネン(共に国民生活センターの柔軟剤の香り成分分析結果で検出されている)のオゾン酸化反応により、酸化反応60分後には、それぞれの場合で150μg/立方m以上および300/立方m以上の二次生成粒子が生じていた。そして生じた二次生成粒子の粒子径は50-200nmの範囲に渡っており、平均粒子径としては120nm程度であった。
ここでPM2.5の環境基準値は年平均15μg/立方m、日平均35μg/立方mであるため、環境基準値と比べて非常に高い・・・
この実験と同じようなことが、世界保健期間 国際化学物質安全計画 からも報告されています。
9ページ参照→リンク
国民生活センターでもこれらの条件を考慮して、実環境に近い条件で実験したら恐ろしい結果が出るのではないでしょうか?
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