年末に最新型の毒性ガス検知器を借用することができ、何とか基本的な機能は使える様になったので、さっそく2日間連続して窓の外の空気を測定してみました。
<使用測定器>
①Honeywell社 Toxic Gas Detector(毒性ガス検知器) SPM Flex
低レベルの有害物質を検出出来るテープベースのガス検知器です。
テープはイソシアネート用を使用。
メーカーの商品紹介ページ→リンク
②INDIEGOGO社 Atmotube
スマホと連携してTVOC(一酸化炭素を含む)を測定できる超小型機器です。
メーカーの商品紹介ページ→リンク
<測定期間>
2017.01.04(水)16:33~2017.01.06(木)16:49
<測定結果>
①デジタル値
SPM Flexでは0.4ppb以上の値しかデジタル値として読み取れませんが、4つの測定時間帯で0.4ppb越が観測されました。
1/4 17:43頃・・・0.5ppb
1/6 7:37 8:07 8:22頃・・・0.53~0.57ppb
この時間帯は、室内でも目が痛く、咳や鼻水が出て活性炭マスクを使用しました。
②アナログ値(テープに残された反応の画像)
赤い丸の部分がイソシアネートを検出して反応した部分で、その濃度がガスの濃度に比例する。
下の画像の様に、ほとんど消えることなくイソシアネートにテープは反応している。
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
洗剤、柔軟剤、入浴剤、制汗剤等々、強い匂いに苦しんでいます。昨年は、毎日新聞全国版に投書が載りました。でも、反響ゼロで悲しかったです。
返信削除イソシアネートの測定をされていたのを大変興味深く拝見しました。といっても、科学のことがわからないので、これらの結果の意味することろが残念ながらわかりませんでした。
子供の通う小学校の教室内がすごい汚染で、一度はかってみたいと思っています。労働環境としては規制対象の物質が、子供の学習環境で規制されないなんて、本当のおかしいですよね。
コメント有難うございました。夕方ウォーキングをしていると、ちょうど部活帰りの中学生に時々会いますが、中にすごい強烈な柔軟剤臭の子がいて私は咳き込んだりします。この子の教室はすごい事になっているのではと想像してしまいます。今の香料カプセルは洗濯してもかなり残ってそれが洗濯するたびに蓄積してひどくなっている様です。買い物に行った妻が帰ってくると柔軟剤の臭いがするし、自分でも臭いと言っています。これらの材料は生産する現場では職業病防止の為に厳しく規制されているのに家庭用は除外されています。たぶんメーカーは分かっていると思いますが、業界で結託して隠しているとしか思えません。有毒物質に対する耐性は人によってずいぶんと差が有るという事が知られていますが、我々弱い者たちだけが苦しめられています。
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