前回の投稿「体が証明:イソシアネートによる可能性 腎細胞がん」の続きです。
腎細胞がんの手術の為に8月5日(日)に入院しました。手術の日までは空気もきれいで、手術前の準備だけでのんびりと過ごしました。しかし・・・
8月7日(火)無事手術が成功しました。麻酔から覚めると体に点滴のチューブが2本とその他チューブが2本つながって酸素吸入もしていますが、痛みは有りませんでした。
8月8日(水) 今日から看護師さんの補助のもと、歩く練習が始まりました。二本の点滴と腹水、尿を溜める袋をお供に歩くのは最初は怖かったですが、ふらつく事も無くゆっくり歩けました。この時は臭いは感じなかった。
8月9日(木) 夜になって部屋にポマードの様なツーンとした刺激臭が時々流れて来て咳が出始めました。咳が出ると手術の跡に響くので、息苦しいですが活性炭のマスクをして寝る事にしました。
8月10日(金)
20:30 マスクをしていてもベッドで喉が痒くなり咳が出て、おまけに目が痛くなり、うがいをして目や顔を洗いました。病室の廊下に出るとポマードみたいな強い臭いがします。
21:30 マスクをしていても咳が出て目が痛い。うがいをして目を洗う。
8月11日(土)
2:30 寒気がして起きてトイレに行ったら、今度は暑い。温度感覚が狂ってしまっている。(柔軟剤でひどい時に出る症状、何度も経験している)
22:45 咳と目の痛みで目が覚める。部屋のトイレが空いてないので、外のトイレへ点滴を転がしながら行くと、一番臭いが強いのは隣の部屋で、5部屋先まで臭いを感じる。うがいをして目と顔を洗う。ドアを閉めれば臭いは入って来なくなるのではと看護師さんに聞くが、4人部屋のドアは閉められないそう。そのうち左下肢内側に赤いぼつぼつが出て痒くなってきた。
たまたま廊下の一番臭いがきつい所に居た看護師さんに聞いたら、その人は臭いを感じないとの事。
23:55 まだ左下肢内側が痒いが、部屋のトイレへ行く。尿の量を測る目盛の付いた紙コップを取ると、氷の様に冷たく感じ濡れている感じがする。しかし、良く見るとただの紙コップである。指先の感覚がおかしくなっている。活性炭のマスクをしていても神経症状が出る。
8月12日(日)
1:05 左下肢内側が痒い、汗をかいて暑いが体温を測ると37.1℃
2:56 左胸が痛い
3:07 咳き込んで目が痛い。うがいをして目を洗う。
12:15 昼食配膳時に咳き込み。看護師さんに原因物質がくっついてきたか。
12:45 TVOC測定開始
13:05 ベッド上で時々臭って来た
14:27 ベッドから起き上がると臭う。TVOC=0.5→0.6ppm
14:57 看護師さんが部屋に入ってくると目に沁みる(臭いを貰ってきている)
TVOC=0.5ppm
15:38 咳き込み
15:50 咳き込み
17:35 咳き込み、涙。TVOC=0.41ppmで異常無し
8月13日(月)
0:58 マスク外したら臭って来た。喉が痒くなり咳がまん。マスクする。
1:08 マスクしてても仕切りカーテンの外は強い臭い。
早朝1回咳き込み。
6:20 咳き込み、目が痛い。
8:07 咳き込み
8:38 朝食配膳8:23後に咳き込み
10:08 咳き込み
13:50 部屋の中のシャワールームは快適。外に出ると咳が出る。
20:22 咳き込み
20:44 咳が出る
8月14日(火)
0:48 耳が痛くなりマスク外したが臭いは感じず
0:54 臭ってきて喉が痒くなりマスク着用
4:16 個人用のライト(白熱灯)を点けると、ベッドの下にキラキラ明るくごく小さな点が見えた。目の位置をずらすとすぐに見えなくなる。ごく狭い範囲にライトの光を集光反射し鋭いビームを放射している。過去の経験から床に落ちている香りのカプセルと思われる。シャープペンの先を近づけると吸い付いて芯の先に乗って光る。しかし、芯ごとビニール袋に入れようとしたら見失う。(後日自宅で顕微鏡で確認したがカプセルは無く、やはり飛んで行ってしまった模様)
6:21 咳き込み
6:30 目が痛い。髭剃り、目洗い、顔洗い
7:00 咳き込み、目が痛い。うがいと目洗い
7:15 最終確認の採血が有る。これが問題無ければ明日退院。
早く退院してきれいな空気で暮らしたい。(といっても、自宅も危険だが)
7:54 咳き込み、目が染みる
10:57 婦長さんが来て血液検査OKで明日退院で調整するとのこと
その後主治医から説明が有り、腎臓機能が半分に落ちているので、尿の量でかせぐ生活上の注意が有る。
20:21 咳き込み
8月15日(水)
2:56 咳き込み
6:53 咳き込み
7:43 退院前最後の主治医回診、手術方式の確認をし、お礼を伝える
8:17 咳
9:30 退院
帰りの電車車中で
途中駅で白杖の人が乗ってきて空席を求めて最後尾車両の一番後ろの座席に座って居る私たちの所へ向かって来た。とっさに私は反対側の空いている席へ案内した。この時活性炭のマスクをしていたが軽い柔軟剤臭を感じた。
そして暫くすると、段々臭いが強くなってきて居られなくなり、同じ長椅子の中央部の空席へ逃げた。しかし、ここでも臭いが強く居られなくなり、一つ前の長いすの中央部へ逃げてやっと臭いを感じなくなった。
14:15 昼寝から起きると麻酔に入りかけの様に気持ちが悪い。暫くじっとしていたら直った。
その後、自宅で二重窓を全部閉め切った生活で、暑いとエアコンを点ける。買い物等で外出時は、暑いけど活性炭のマスクを着用。これで咳もほとんど出ず何とかなっている。たまに室内でもが出るが、その時はマスクを着用している。
病院内の看護師さんは臭いの強い物は禁止されている様で、若い気さくな看護師さんに聞いてみたら、香水とが好きでプライベートでは付けるそうですが、勤務の時は付けないそうです。しかし、入院してくる患者の問題はどうしようもない。主治医の先生に相談してもお手上げで困ったものです。今回まだ隣の部屋が発生源で良かったのかもしれない。同室だったらもっとひどい状況になっていただろう。
私は2007年に産業医から「合成香料アレルギーで微量でも症状が出る」と言われました。最近のテレビで良く宣伝されている強い臭いの長続きする柔軟仕上げ剤の人と出会うと(極端な場合は姿が見えなくてもその残り香で)、喉や気管支が痒くなり咳が出たり頭痛や体が異常にだるくなったりします。その他、視覚や聴覚にも異常が出て脳梗塞ではないかと思った事もあります。 この症状は化学物質過敏症の一種と言われており、柔軟剤以外にもいろいろな物で起こりますがまだ十分解明されていないのと周知されていないので、気がつかない方も多いのではないかと思います。私は化学や医療の専門家ではありませんが、起こった事をありのままに伝えて、同じような症状に悩んでおられる方々の理解の助けになればと思います。
イソシアネートの症状は化学物質過敏症とはどこにも書いてない。アレルギー症状と書いたのが殆ど。そよ風の宮田先生や北里の坂部先生の患者でも、イソシアネートの治療や診断を受けには内田先生の所へ紹介されてきて治療した。英国の教科書MDI&TDIにもAIHceにも化学物質過敏症とは書いてない。それに、化学物質過敏症の定義には原因物質がわかっている化学物質毒性では説明できない濃度で発生ということでイソシアネートのように原因物質もい分かり、最低発症濃度が無限に薄いものには当てはまらない。化学物質過敏症は日本の定義ではアレルギーは含めない。診断検査方法も神経障害症状だけだよ。坂部先生の研究も臭覚から神経への影響。
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